【レビュー】エドラダワー 12年 カレドニア

エドラダワーとは？

蒸留所概要

エドラダワー蒸留所は、スコットランドのハイランド地方、ピトロホリー近郊の自然豊かなパースシャーの丘に囲まれた場所にあります。蒸留水はベン・ヴラッキーの湧水を利用し、白壁と赤い扉が並ぶ農場のような敷地が、昔ながらのスコッチづくりの姿を今に伝えています。

創立は1825年。当初は農家の協同組合によって設立され、19世紀後半から20世紀にかけて所有者が変わりつつも、地域に根差した蒸留所として存続してきました。2002年にはシグナトリー・ヴィンテージが買収し、品質重視の方針のもと再び注目を集める蒸留所へと発展しました。

長らく「スコットランド最小の伝統的蒸留所」と呼ばれ、少量生産・手作業を基本とした職人的な造りが特徴です。小さなポットスチルで丁寧に蒸留されることで、画一化とは無縁の個性豊かな味わいが生まれ、シェリー樽やワイン樽を使った多彩な仕上げにも積極的に挑戦しています。2018年には需要増に応えるため第二蒸留棟が増設されましたが、スタイルそのものは変えることなく伝統製法が守られています。

※参考文献・・・公式、wikiを参考

公式 | ラインナップ

熟成年数	ボトル名
10年	Edradour 10 Year Old
12年(“Caledonia”名義）	Edradour 12 Year Old Caledonia

テイスティング

公式 | テイスティングノート

エドラダワー 12年 カレドニアはバーボン樽で熟成したのちにオロロソ・シェリー樽で追熟され、アンチルフィルタード & ナチュラルカラー、46% ABV。製造〜熟成〜ボトリングまですべて Edradour にて行われた“ハンドメイド”シングルモルトになります(^^♪

また、銘柄にある「カレドニア」はスコットランドのシンガーソングライター Dougie MacLean が選定した特別リリースで、彼の有名な曲 Caledonia にちなんで名付けられたものです(*’▽’)

香り	サルタナレーズンやイチジクの甘みが、蜂蜜のニュアンスと調和して広がる。
味わい	まるで“リキッド・クリスマスケーキ”のような濃厚さ。 トーストしたアーモンド、そしてほのかにオレンジスパイスを感じる。
余韻	穏やかな温かみのあるスパイスと乾いた後味が、長く静かに続く。

※公式HPより引用

香り	グラスを近づけた瞬間から レーズン、イチジク、ドライフルーツの甘みがふわっと立ち上がり 蜜のようなねっとり感のある香りが広がります(´﹃｀) 時間が経つほどに オレンジピール、ほんのりシナモン、ナッツの香りも顔を出してきて 「リッチ！濃い！」って感じのシェリー感全開

ストレート

味わい	口に含んだ瞬間、 トーストしたアーモンドの香ばしさと化粧品っぽさ レーズンたっぷりの濃厚フルーツケーキが一気に押し寄せます！ その後に、ほのかなオレンジスパイスと樽由来の渋みとウッディな苦みがキュッと締めてきて 甘すぎず、どこか大人の色気がある味わい。

ロック

味わい	一気に香りが引き締まり、ビターチョコっぽいニュアンスが前に出てきます。 甘味よりも木樽の渋みやスパイスが主役に切り替わり、キレのある大人味に。 最後にふんわりレーズンの甘さが戻ってきて バランスめちゃくちゃ良い…！！

ハイボール

味わい	意外と爽やかに化けるタイプ！ 甘味がシャープになり、ドライフルーティー×ウッディスパイスな感じ(*’▽’) 余韻は心地よい苦味と煙が後ろから軽く追ってくる感覚です。

まとめ